こんにちは、えりすけです。
今回は、目隠しにもなり、それでいて庭の植物たちを引き立ててくれるようなナチュラルなウッドフェンスDIYのレポートをお届けします。
我が家はDIYで家を作っている最中ですが、その合間をぬってウッドフェンスなども作ってきました。
ウッドフェンスと言ってもいろいろありますが、最初にワタシが欲しかったのは何といってもナチュラルな雰囲気の白いウッドフェンス!
白いペンキで塗って、フェンス自体が主張しないような、庭の植物が引き立つような・・・。
目隠しの為のフェンスですが実用的なだけでなく、見た目も自然な雰囲気に出来たらなおグッド!
そんなフェンスを作るぞとイメージを固めてからDIYをスタートさせてみましたよ。
今回の記事は、そんな我が家のウッドフェンスDIYレポートになります。
★ウッドフェンスをDIYで作るにあたって使った材料や道具と作り方
★作ったウッドフェンスを長持ちさせるために避けてはとおれないメンテナンスと耐用年数
などなど、ナチュラルなウッドフェンスを実際作ってみて、使ってみて気づいたあれこれを書いていきますのでよかったらお付き合いくださいませ。
これからDIYでウッドフェンスを作りたい! というアナタのお役にたてたらウレシイです。
[こちらの記事も合わせてどうぞ!]
→自作タンパー・簡単な作り方
→ウッドデッキに簡単な後付けフェンスDIY
→ウッドデッキに目隠しの板壁つけてカフェ風に
目次
●DIYでウッドフェンスを作る目的は?
●ウッドフェンスを作る際の注意点
●ウッドフェンス作りの材料と道具
●ナチュラルなウッドフェンスの作り方
作業工程
基礎作り
ふとした疑問
ペンキ塗り
ウッドフェンスの完成
●自作ウッドフェンスのメンテナンスと耐用年数
●その後のウッドフェンス
●その他のフェンス
●ウッドフェンスDIY・まとめ
DIYでウッドフェンスを作る目的は?
まず、どうしてウッドフェンスを作りたいのか?
ここを考えるとどんなフェンスをどこに作るかが明確になってくるのでは?と思います。
我が家の場合、ちょっと背の高いフェンスを作って目隠ししたかったというのがありました(プライバシー保護)
目隠ししたい場所にナチュラルなウッドフェンスをたてるぞ!
我が家のウッドフェンスDIYのスタートです。
まずは目隠しする、ということが一番の目的なので高さのあるウッドフェンスを作っていこう!
そして庭の植物たちを引き立てるようなナチュラルな雰囲気で作ろう!とイメージを固めていきました。
ウッドフェンスを作る際の注意点
道路と我が家の敷地との間に3段に積まれた境界ブロックがあったので、はじめはこのブロックの上にウッドフェンスを作っていこうかな、と思っていました。
・・・が! ある外構屋さんに相談すると、それはやめたほうが良いと言われてしまったのです。
「低いフェンスを作るなら大丈夫だと思うけど」と前置きしたうえで教えてくれたのは・・・
DIYでブロックの上にウッドフェンスをたてたのだけど、台風の時に強風であおられて、ブロックごと倒れてしまったお宅があるよとの事でした。
そうか、ブロックごと倒れてしまう恐れがあるから高さのあるウッドフェンスをDIYで作るときは気を付けないといけないんですね。
せっかくDIYでウッドフェンスを作っても、台風が来る度に倒れやしないかと心配するのは嫌だなぁ。
そういうワケで、フェンスは境界ブロックの上ではなく、境界ブロックの内側(家側)に基礎から作ることにしたのでした。
ウッドフェンス作りの材料と道具
材料
沓石
砕石
木材(75mm角材、2×4材、12mm厚の羽目板)
ビス(ステンレス)
ペンキ(バターミルクペイント)
道具
スコップ
水平器
インパクトドライバ
のこぎり
ハケ
ナチュラルなウッドフェンスの作り方
作業工程
①もともとあった境界ブロックの内側に穴を掘り、沓石を埋め込む。
②そこに柱をたてていき、横板をつけ、隙間をあけて縦に厚さ12mmの板をはっていく。
③ペンキを塗って完成。
↑フェンスDIYの工程として、こんな感じで作っていきます。
基礎作り
まぁでもフェンス作りで何がタイヘンって、、、
この沓石設置するまでが相当タイヘンです、ワタシは苦手。
まず穴掘らなきゃいけないし、砕石をいれて突き固めなきゃいけない。
この辺りでもう腰が痛くなってきます。
腰の痛さと戦いながら沓石をきっちり水平に固定しないといけません。
ここをしっかりやっておかないとこの後うまくいかないので手を抜くわけにはいかないのです。
水平器を使って丁寧に作業していきました。
75mmの角材で柱をたて、2×4材を横に固定しました。
(ビスは錆びにくいと言われるステンレスのものを使いましたよ)
ここまできたらもう完成は近いです!!
あとはインパクトドライバを使って縦の板をはっていくだけ~(*`艸´)
しかし!ここでふと疑問が。
ふとした疑問
「縦の板どうしの間の隙間をどれくらいにしたらいいのか?」ということが頭をよぎりました。
あまり隙間をあけすぎると目隠しにならないし、逆に隙間をあけないとモロに風をうけて倒れやすくなってしまうのでは???
考えれば考えるほどわからない!!
わからない時は直感!
とりあえず30mmでやってしまえ!と、30mm厚の木ッ端をあてて隙間を測りながら縦の板をはっていきました。
結果として30mmの隙間はちょうどよかったですよ。
直感というものはわりとあてになるものです(*`艸´)
ペンキ塗り
そうそう、縦にはったこの板、本当は外で使うものじゃないのですが・・・。
実は、家の天井に使おうと思っていた羽目板をしばらくの間ブルーシートかけて外に出しておいたらなんとカビが生えてしまったんです(涙)
カビが生えてしまった板を内装に使うのは嫌だ〜!!
でも、外で使うならまぁ、いいか。
ちょうど良いからフェンスにしてしまえ!と
カビをヤスリで落として塗装し、ここのウッドフェンスに使う事にしたというワケです。
羽目板にペンキを塗って乾かしてるところ。
あっちこっちに置いてます(笑)
ウッドフェンスに使ったペンキは自然塗料のバターミルクペイント(水性)Yellowish White
乾くと耐水性になります!
このバターミルクペイントは
・ツヤがなくマットな仕上がりになる
・屋外でも屋内でも使える
・自然素材でできている
↑ こんなところがワタシのお気に入り。
他のペンキだと「アレ?これ屋外用だったか?屋内用だったっけ?」とつい迷ってしまうのですがバターミルクペイントの場合、外で使うものにも部屋の中で使うものにもどちらに塗ってもOKなところがありがたいのです。
ウッドフェンスの完成
全部同じ高さにするのは面白くないので、リズムをつけてデコボコフェンスにして完成です!
ウッドフェンスの高さとしては一番高いところで1,800mm程度ですが、部屋の中で椅子に座った時に外を歩いている人がよく見えないくらいになりました。
部屋の中からウッドフェンスを見るとこんな感じ
↓
フェンスを白く塗装したことで、反射した太陽の光がとどいて部屋の中まで明るくなります!
雑貨を飾っても映えるし、白い背景があることで植物たちも生き生き見える、、、やっぱりナチュラルな白にしてヨカッタ!!
自作ウッドフェンスのメンテナンスと耐用年数
DIYでウッドフェンスを作った場合の寿命、耐用年数って、いったいどれくらいなの?
と疑問に思ってる方もいらっしゃると思います。
作ったワタシもどれくらいもつのか気になっていました。
人に聞いてもそれぞれだし。
(10年以上もつよ、という人もいれば2~3年で腐っちゃうよ、という人もいる)
我が家の場合ですが、このウッドフェンスを作ったのが2011年。
今から約10年前です。
ウッドフェンス全体をバターミルクペイントで塗装したのですが、10年間今まで一度も塗り直しはしていません。
(ま、ツル性の植物が這ってきて なかなかペンキ塗れないというのもありますが。)
少しペンキがハゲてきているところもありますが木は腐ってはいませんね、これにはビックリです。
やはりバターミルクペイント優秀ですね!!
ただ、10年経って微妙に傾いてきました。
家側にちょっと傾いてきているようです。
「これくらいのフェンスならモルタル無しで大丈夫だろう」という勝手な判断で、沓石を固定する時にモルタルを使わなかったのが理由ですね。
モルタル入れてそろそろこの傾き、なおしてあげなくては!
我が家の小屋を建ててくれたグリーンベルさんに教わったのですが、沓石を固定する時に使うモルタルは水で練らなくても大丈夫なんだそうですよ!
雨水や地中の水分を吸って自然に固まっていくので空練りで良いそうです。
このやり方だと「モルタルが固まる前に早くしないと!!」とアセらずに作業することができますね。
いいこと教えてもらいました→独立基礎の作り方(グリーンベル)
フェンスの傾きを直すときはこの方法でやってみたいと思っています。
DIYで使用する木の種類にもよりますが、普段からウッドフェンスの様子を見て通風と湿気に気を付け、しっかり掃除とメンテナンスをしていれば結構長持ちすると思います。
実際我が家のこのウッドフェンスは約10年もちました。
その後のウッドフェンス
最初にウッドフェンスを作ってから約10年経った2020年冬、フェンスに絡みついた植物「プミラ」を剥がすためフェンスを沓石から外してみました。
あまりにもしっかりプミラがはりついて汚くなってしまったので思い切って作り直すことにしました。
一度沓石を掘り起こして再度きちんと埋め戻し、作りなおしたフェンスがこちらです。
柱と横板は以前のものを再利用。
縦板は今度は桧を使いましたよ。
やはりナチュラルな白いフェンスが好きなので、前回と同じ自然塗料バターミルクペイントのYellowish Whiteで塗装しました。
ペンキ塗りは大好きです!
板などペンキ塗るものを外に並べて一気にガーッと塗ると気分爽快ですよ。
そうそう、ペンキ缶のフタを上手に開ける方法ご存じですか?
知らないわー!という方はぜひこちらの記事もどうぞ
新しいフェンスもペンキを二度塗りしてキレイになったので(!)今度はプミラなどのツル性植物は絶体に這わせたりしないぞ、とココロに誓っております(笑)
ウッドフェンスにプミラを這わせるとどうなるか?知りたい方はこちら(* ´艸`) ↓
新しく作ったウッドフェンスは10年以上は持ちそうな予感がします。
その他のフェンス
フェンスを一から作るのはちょっと大変かもしれない、、、
そんな時には置くだけフェンスを使うという手もありますね!
ハンギングバスケットなど簡単に飾れるフェンスはガーデニングも楽しくなりそう。
こちらのアイアンフェンスなら地面にさすだけ。
アメリカンフェンスもかっこいいし
白のゲート付きフェンスはナチュラルなお庭に似合いますね!
アルミのフェンスならメンテナンスはラクですね。
ウッドフェンスDIY・まとめ
ナチュラルなウッドフェンスを作ってみて気づいたアレコレを紹介しました。
白で塗装したウッドフェンスは太陽の光が反射して部屋の中まで明るくしてくれる、という利点があります。
自然塗料バターミルクペイントを2度塗りしてDIYで作った我が家のウッドフェンスは、あまりメンテナンスしていませんでしたが結局10年もちました。
→つる性植物が絡まりすぎて見た目が汚くなってしまったので11年目に作り替えました。
通風、湿気に注意してきちんとメンテナンスしていればさらにウッドフェンスの耐用年数はのばせると思います。(つる性植物に要注意!)
ウッドフェンスをDIYで一から作るなら、のちのち壊れた時も自分で修繕できるし、腐った箇所だけ作りなおせば良いという安心感がありますね。
簡単に設置したいならキットを使うか地面にさすだけといった商品を選ぶのもよいと思います。
お気にいりのウッドフェンスをメンテナンスしながら、長く使っていけたらよいですね!
関連記事として、キシラデコールの油性、水性、ウッドロングエコ、SPF材用超撥水ペイントなど今まで試してみた塗料の事いろいろ書いています。
DIYで作った構造物に何を塗ったらいいのか考え中のアナタ、よかったら参考にしてみて下さいね。
関連記事
●初代ウッドデッキに作った壁には再塗装不要のウッドロングエコを塗りました。
●こちらのウッドデッキに作った目隠しフェンスにはSPF材用超撥水ペイント白を塗りました。
●吹き抜け部分に作った手すりにはバターミルクペイント!